丹沢の雨山峠に行ってきました。約16㎞の道のりを、二万五千分の一地形図を使って、読図しながら歩いてみました。
ちなみに今日は友引です。
小田急線新松田駅から、寄までバスで行き、歩きだします。
生憎の曇天・・・・
でも、道の横にあるミツマタや桜のつぼみはほころんでます。もうそろそろ春ですね!
こんな感じで林道を40分ほど歩くと、やどりぎ水源林ゲートに着きます。一応、今回はCLなので、計画書を提出します。森林インストラクターの方が大勢いました。
やどりぎ水源林では、事前予約でネイチャーガイドが受けられるそうです。草木に興味のある方は如何でしょう?(12~2月はお休みとのことです)
早速、読図を始めますが、目の前にある沢と、地図上の沢の大きさが一致せず、特定が難しいです。
寄沢を徒渉しつつ沢を読みます。地形図上のスケールと、現物の大きさの感覚が合わずに行ったり来たりしながら、沢の特定に励みます。
かながわパークレンジャーの女性二人組にも会いました。スコップや鉈が詰まったザックを持ち、登山道の整備に励まれておりました・・・頭が下がります。
こちらは寄コシバ沢。この辺りで読図がかなり怪しくなっております。今、考えると、沢を一本読み違えていたのではないかと・・・。
さらに高巻きに入ります。登山地図では沢に沿うようなイメージですが、この後、尾根道を行くような感じになります。
そうそう、寄沢を遡っていくと、河原の石が緑色なんですが、沢を詰めて行くと白っぽくなるのです。
緑色の石は緑色凝灰岩(たぶん)、白いのは花崗岩(これは自信あり)。
緑色凝灰岩の河原は、遠目に見ると鮮やかに青緑色です。一瞬、緑青かと思ってしまいました・・・が、神奈川の水源林なので、そんなことは絶対にあり得ません。
ぼちぼち雪も出てきました。この後、白い沢を詰めていきます。
このあたりで、沢と地図を見比べてあーでもないこーでもないと相談していたら、先ほどのかながわパークレンジャーの方から、『地図を200%拡大して読図をしても良いかもしれないよ』とアドバイスを頂きました。確かに、その方が細かい沢も良く見えますね。
次回、拡大した地形図を持参してみようかと思います。
雨山峠に到着して一休みです。
なかなか落ち着いた良い場所なのですが、なんせ峠なので風の通り道。時間も押しているので、早々に出発します。
雨山までの道を急ぎます。この辺りから、雪が少し降ってきました。
雪山ハイクの気分が出てきました。枝に着いた霧氷がきれいですね。
所々、登山靴が埋まる位、雪が積もってます。
雨山に到着です。周りは真っ白、展望はまったくありません。足跡もありません。
鹿の足跡は沢山ありました。
檜岳に着きました。檜岳山頂近辺にのみ足跡が付いていたので、どこから登ってきたのか不思議に思ってましたが・・・のちにヤ●レコで、水源林ゲートあたりから登ってきた方が居たことが判明。
その方は水源林ゲート~檜岳のピストンだったそうです。
木の表面に着いた水が凍って木がツルツル!良く見るとつららも・・・・
ここは伊勢沢ノ頭。山神峠への分岐があります。ここで一息入れているときに、人里から黙とうのサイレンが聞こえてきました・・・・今日は3月11日です。
秦野峠着。さすがに雪はなくなり、代わりに道がぬかるんでいます
時間が押してきたので、先を急ぎます。
この後、道をロストして丹沢湖に続くバリエーションルートに行きかける大失態!
秦野峠の標識を越えて、先に進みます。ごく小さい沢を渡ったところに、下記の標識があります。
標識のほんのちょっと横を見ると、しっかり赤テープがついてました・・・。
2枚目写真の左側の木の横にテープがついてます。反射して見えにくいですが、拡大すると見えます。
そちらに進むと、何のことはない、しっかり整備された登山道でした。
今回、一番の反省点です・・・。
林道道秦野峠に着いた!ここからは舗装林道を2時間弱歩いて、朝のバス停に戻ります。
途中日没でヘッデンを付けて歩きました。
下山後は鶴巻温泉にはいりました。そのあと、鶴巻温泉駅前にあるパチンコ屋の裏手にあるお店に入りました。
定食もお酒もおつまみもあって良いお店でした!充実した一日になりました。
今度はもうちょっと短めのコースで、しっかり地図を読みたいです。
(matsuko)